【祝】100本目の記事!一番遊んでる同人ゲームを紹介!
▼タイトル画面
記事のボリュームが大きくなって編集が面倒くなって数ヶ月作業放置してしまった。
粗いけど後ろがつっかえてるのでリリースする。
サークル
01step
リリース
C69(2005/12/30)
ホームページ
概要
月姫に登場する琥珀まじかるアンバーが主人公の同人横シューティング。制作サークルはとびでばいんを作ったアボガドパワーズのメンバー。サークルメンバーではないが、音楽と原画もともにアボパ陣。
ゲームモード
アーケードモード:難易度は4段階。コンテニューは3回まで。
ステージセレクト:練習モード
リプレイモード:名のまま
チュートリアル:まじかるアンバーが12項目にわたって仕様をコーチしてくれる
ストーリ―
目を覚ますと空を飛んでいたまじかるアンバー。ついに力に目覚めに歓喜し琥珀王国の建設のため、レンを連れて悪の帝王«秋葉»を打ち倒す!
だいたいこんな感じ…あんまり自信ない…。

シューティングシステム(複雑)
とびでばいんをさらに高度にしたようなシステム。
ショットは通常の拡散弾と低速モードの集中弾。強化アイテムを取るごとに威力や段数が増加する。
ファイアやサンダーといった通常弾の種類はない。
また、とびでばいんと同様に後ろの小さいキャラをぶっ飛ばす特殊なショットが可能。とびでばと大きく異なるのは、そのショットを360度好きな方向に打つことができる点。
このショットについては仕様が複雑なので把握しきれていない…。
ゲーム中に専用のチュートリアルがあるので、確認して使いこなしてみて欲しい。
ざっくり把握できてる範囲だと以下の通り。
・溜め時間に応じて威力や効果時間が変動する
・最大チャージ量はそのときの魔法ステータスの数値に左右される
・通常ショットでは倒せない一部の固い敵を倒すことができる
・アイテム獲得後にチャージを開始するとチャージ時間を大幅に短縮できる
・普通に打てば貫通弾として利用できる
このショットをうまく使いこなすことが本作の鍵となる。とはいえ、よく知らなくても十分楽しくプレイできるので安心してほしい。
低難易度で遊ぶと被弾時に自動でボムを使用してくれる。

ステージ
ステージ4までは道中面+ステージボスの構成。最終のステージ5はラスボス面。
各ステージのボス
ステージ1:さっちん
ステージ2:シエル
ステージ3:ネコアルク
ステージ4:赤主秋葉
ステージ5:アンヴァイラス&翡翠
ボスは残体力に応じて弾幕を変える。1ボスにつき5パターンの弾幕。
ラスボスはとびでばと同様に艦隊との戦闘で、各パーツを順番に倒していくスタイル。翡翠ちゃんを直接殴るようなマネはしません。お姉さんなので。


BGM
とびでばと同じ作曲者さんのため、とびでばが好きならまず間違いなくハマるBGM。シンセとギターのかけ合いがかっこいい。
なぜかBandcampでサントラがでてるから買ってくださいね!!おすすめはアンヴァイラス戦。
https://sweeprecord.bandcamp.com/album/tobituki-hime-sound-tracks

とびつきひめ読本
同サークルが「とびつきひめ読本」という同人誌を頒布している。本誌は本作の制作に関するあらゆる情報が記載されており、制作側の意図や詳しいゲームの仕様を知ることができる。特別な条件で出現する追加シーンの仕様についても書かれており、スコアアタックには必読の書となっている。
また、ゲームを作る際の手順やツール、環境選びなどが記載されており、当時のゲーム開発環境に興味のある人にも向いている。当時のUnityなんてない状況でこのゲームのためのエディタツールを複数制作して、ゲーム自体はGUIで制作しているそう。すげえ……。(調べたら既にUnityは存在はしていたようだが普及はしていない)
本誌はシューティングゲームの作り方を説明する本ではなく、本作の仕様について説明する文章がメイン。開発方法については「とびつきひめ用の内製の開発ツール」を作るまでのところまでしか詳細には書いていないが、『01stepのゲーム作るには』と思っていい。
とりあえず、興味があるなら一読の価値はある本です。(170Pほど)
修正版 まじあん
読本にはとびつきひめをリファインした「まじあん」というゲームが付属している。制作者曰く、とびつきひめの不満点を修正したバージョンと言われているが、正直とびつきひめの方が面白い。確かに複雑な仕様が単純化されスッキリとしているが、とびつきの後にプレイしたら物足りなさを感じざる終えない。あと、シンプルに難易度が高い。
あとでもう一回プレイして別記事に起こします。
TOBITSUKI ILLUSTRATION NOTE
というものがあるらしく。この記事を書くために調べるまで存在すら知らなかった。
コミックマーケット70、8月13日(日)頒布されたとびつきひめイラスト集らしい。
一応、18禁らしい。
リリース/バージョン
体験版:たしか、ステージ2まで載っていてボスが完成版とちょっと違う
完成版コミケ:CDケース
委託販売版:ディスク2枚入のトールケース、2枚目のディスクはハイスコアプレイムービーが入ってる。(リプレイ機能があるのだから動画でなくデータで配布すればよかったのでは?)
サントラ:M3 2006-春、蒼月祭14(https://web.archive.org/web/20060906134012/http://overdoze.jpn.org/tobituki_ost/)
https://web.archive.org/web/20061105020250/http://www.01step.net/tobitsuki/download/
プレイ環境
環境設定からウィンドウモード。あとはMagpieなどで最大化しよう。
DxWndを使うとメッセージウィンドウがズレるから避けよう。
感想
たいてい一度クリアしたら2回遊ぶことはないタイプの人間だけど、このゲームは何度も繰り返し遊んでる。本当に面白い。マジで遊んでほしい。
何が他と違うかハッキリわからないが、プレイしていて気持ちがいい。自機の操作感、エフェクトごちゃつき具合、大量に宝石を取ったときのSE…。
諸々がうまくセットされていてまた遊びたくなる気持ちを作ってるんだと思う。
個人的に秋葉の最終フェーズが好きです。上下左右から弾がのろのろ漂ってくるいじらしい弾幕。いや~流石です。人を虐めることにかけては秋葉様の右に出るものはいませんね。このペチャパイが!いやらしい弾幕張りやがって…。愛してる❤

で、俺は雑魚シューターなので下から2番目のNORMALしかクリアできない。
調子いいときはネコアルクまでノーコンでクリアできる。でも、アンヴァイラスで最後のコンテニューまで使い果たしてクリアという塩梅。いつもギリギリなので緊張感がすごい。
Hellはさっちんクリアしてすぐにゲームオーバーになる。
そんなんでもワシ…心からこのゲームが好きなんだ…!それだけは事実なんだ…
これととびでばのおかげで「シューティングゲームの音楽と言えばシンセとギターですよね!」っていう感覚がある。
読本で強く印象に残ってる文章あって、「言葉で明確に説明できる事というのは、ほとんどの場合プログラムで組むことが可能である。」という言葉。
一応、プログラマーの端くれである自分としては「すごい自信だ…」と思うと同時に納得感があり、とても感心した思い出。プログラムも一種の言葉なわけだから、日本語から翻訳してやればいいだけなんだなって考えを持つようになりました。
ただ一つの不満点!
ゲーム起動時に音が鳴らないのが寂しい!ワガママ言ってると自覚してるがここまでクオリティの高いゲームだからこそ目立つ寂しさ。
転載可だったのでバナーを頂きました。
