サークル

A’nD line

リリース

C71(2006年12月29~31日 冬コミ)

ホームページ

http://elcode.net/certia/

概要

本項ではコミケ頒布版ではなくフリー配布版について扱う。本作はゲーム&ウオッチの「FIRE(1980年)」もとい、ゲームボーイの「ゲームボーイギャラリー(1997年)」に収録されたアレンジバージョンの「FIRE」をパロディしたゲーム。燃える薔薇の館から飛び降りる小さなゆみを地面に落とさないよう、左、中央、右の順番で3回受けとめ、巨大な瞳子の口の中もとい祥子の元へ運ぶゲーム。原作同様、どれだけ高いスコアが稼げるか競うミニゲームとなっている。

▼タイトル画面

【ゲームモード まずは目指せ1000点!】

スコアが上がるとゲームスピードと難易度が上昇し、3回ミスをするとゲームオーバー。1000点以上のスコアを達成するとゲーム&ウオッチのGAME_Bに相当するBLAZEという高難易度モードが開放される。プレイヤーキャラクターも乃梨子から魔法少女志摩子に変わる。

▼1000点獲得すると解放される高難易度モード BLAZE

▼背景が夜になりゲームスピードが上昇

【ゲームルール 進化したFIRE】

本作はゲームボーイギャラリー版のFIREが元となっており、ゲーム&ウオッチ版から大きな改変が加えられている。燃える薔薇の館から落ちてくるのは、ゆみか星の2種類。「ゆみ」には緑、青、赤の3色のバリエーションがあり、色ごとに落下速度が異なる。また1回受けとめるごとに1点加算される。「星」は1回受けとめるか地面に落下させることでロザリオかドクロのどちらかに変化する。またどの状態で落下させてもミスにならない。「ロザリオ」はスコアを稼ぐ上で大切な要素となっており、1回受けとめただけで破格の5点加算。1つのロザリオで計15点稼ぐことができるスコア稼ぎに重要な要素だ。逆に「ドクロ」はおじゃま要素になっており、受けとめるだけでは問題は起きないが、3回受けとめ瞳子の口まで運んでしまうと1ミスになってしまう。

▼説明画面

▼プレイ画面

【PCゲームらしさの追求と工夫】

本作のゲーム性にオリジナル要素はないが、単なるコピーと侮ることはできない。まず、パロディ元のゲームボーイ版はカラー画面でなかったため、落下速度の違いを異なるキャラクターで描き分けて表現していたが、本作では色ごとに描き分けられており、落下速度の違いをより直感的に把握しやすくなっている。次に、受けとめた時の効果音が落下物ごとに異なるものが設定されている。GB版はどれも単一の音だったが、様々な効果音が鳴ることでプレイの気持ちよさが向上している。そして一番のポイントは操作性の向上。GB版では左右どちらか1マスずつの移動しかできなかったが、キーボードのZ、X、Cキーにそれぞれ位置が割り振られ、隣り合わない場所にも簡単に移動することができるようになった。これによってより高いスコアを目指したいゲーマー需要に答えることができる。また、ゲームボーイと比較して圧倒的にスペックの高いPCの性能のおかげで速度の早い高度な難易度を体験することができる。これらの工夫を踏まえて本作がただのコピーではなく、PCゲームとしての「FIRE」を実現した完成度の高い作品であることを示している。シンプルで原初的なゲーム性は今なお楽しく遊ぶことができ、ゲームの根源的な面白さを感じさせる。

【ダウンロード】

HPのWORKSページからフリーDL可能。うまく起動できない場合は互換モードを使うと起動できる。
http://elcode.net/certia/contents/works/index.html

※この記事はチヘド劇場がC104で頒布した「マリア様がみてる 同人ゲーム録本」を編集したものです。