2001年10月5日に公爵(デューク)が発売した 『ジサツのための101の方法』をプレイしたので感想などなど書きました。
累計プレイ時間:6.7h
購入額:20万円(1時間のプレイに約3万円の計算)
ご注意
この記事にはネタバレが含まれています。以下に該当する方は閲覧をご遠慮くださるようあらかじめお願いいたします。
●ジサツのための101の方法をプレイする予定のある方
●トンチンカンな考察モドキが許せない方
●他には特にないです
どんなゲームか気になる人は商品ページで公開されていたプレストーリーを読むと良いです。作品の雰囲気がバシバシに伝わってきます。本編もかなりこんな感じで、さらに自殺電波とかも出てくるのでもっとすごいです。
https://web.archive.org/web/20020817172527/http://www.dozine.co.jp/duke/101/101prestory.htm
【シンプルにまず感想】
作品内で死生観・自殺について様々な考えがみれるのが面白かった。自分も職場で自殺未遂して現在休職中のうえ、ちょうど高校生の頃に完全自殺マニュアルを読んでいた人間だったので、カンナや序盤のテレビのコメンテーターの言葉はかなり心がエグられる思いだった。あと、犬の電気実験の話も面白かった。日常生活では知り得ない知識に触れられるのが読み物の面白さの一つだと思っているので、『自殺なぜなにク~~~~~イズ』は結構好き。
キャラクターも丁寧に描かれていた。特にカンナ。他所様の考察で「カンナは死を高尚なモノだと考えていたから自殺波動に犯されなかった」というのを読んだとき納得感があった。
【プレイ中に書いた感想メモ】
※既プレイヤーなら読むだけでどこのシーンの話か分かると思う
・コメンテーターが自殺について取り上げる下りと主人公の反応。胸の奥を抉られたような、自覚できていないコンプレックスを指摘さたような気がした。特に、「~の自尊心は強すぎた」ってトコ。
・月代さん、BGM雰囲気いいしオッとなった。
・妹は展開が早いな。(すぐにSEXをする)
・雫やったばっかだから雰囲気かなり似てるな~って。
・例のシャーペンのシーンが唐突に来てびっくりした。おい!柏木なにやってんだよ!柏木「いてえ」ドサッ………ちょっと笑った。そりゃ痛えよな。でもこっから明らかに自殺波動が学校中に広まってて先に進めるのが怖いよぉ…。泣
・かまってもらえない赤子が泣くことを止めて無気力になり免疫力が下がってしまう「否認」の話。なかなかくるものがある。
・自殺クイーーーーズみたいな演出いいな。場を牛耳る強者の冗談みたいな遊びで命が左右される残酷さが狂ってる。
・まさかこの濃度の百合が見られるとは…普通に良質。(カンナの過去)
・『人生とは落ちのない悪い冗談なのだ』
・『他人に傷つけられないよう築いた私の城壁の内側には城はなく空っぽだった』(うろ覚え)
・カンナがオバサンに虐められてるの見るの辛い…
・なたねこいつ…!!
・何故か紅葉トゥルーたどり着いたけどなぜ?最終波動って結局なになん??

【今更プレイした理由と昨今の販売・買取状況】
高校生の頃に三大電波ゲーを知り、当時ちょうどDLSiteでさよ教のダウンロード版が出た頃だったのでプレイしました。それからもう十数年経ってぼちぼちエロゲーをいくつかシバいたときに、ぼんやりいつかやりたいと思ってた残りの電波ゲーを思い出して値段を調べたらまあびっくり!あの、シャーペンで刺したり、アルミホイル巻いたりするゲームが20万円以上で取引されているではないですか!たっけえ!!だけど、今後さらに高騰する可能性を考えると寧ろ今が一番安いんだよな…と思い勢いで買ってやりました。ヤフオクには20万円と25万円の出品があり、前者を単独で落札。後に後者の出品もなくなっていたので落札されたものと思います。また、落札後に駿河屋の秋葉原店で30万円で販売、オンラインで28万円?程度で出品(すぐ売り切れ)。というのが直近の販売状況。買い取り価格は駿河屋が15万円。まんだらけが18万円。実質2万円の買い物なので安心して買えました。
【20250109追記】
本店以外だと22万~25万で出品されとりました。
【よくわからないポイント】
探せばいくらでもあるが特に気になったものをピックアップ!
(1)14年前の旧保健室の事件とはいったい何だったのか。
(2)なぜ校舎は荒廃し他の人間の死体がみつからなかったのか。
(3)本当に主人公は創造神なのか。
(1)14年前の旧保健室の事件とはいったい何だったのか。
エンディング直前の行動でなぜ旧保健室に向かったのか。これは屋上でのカンナとのやり取り、「14年前に発生した旧保健室での連続自殺事件」が関係していると考えるのが順当。カンナいわく、自殺した5人は共通して人魂を見たと言っている(その後に自殺)。この人魂はおそらく虎菱が見た光と同じもの。「光と共に進め?(うろ覚え)」という白い世界となたねの発言で2回登場している印象的な言葉が指す光は、14年前に5人が見た人魂と同じものだろう。
では、この光とは一体何なのか。分かりません、教えて下さい………。
もしも、なたねの言う宇宙人なるものが本当に存在していたとしたら、旧保健室にいたのは生体兵器エンケリュスなのではないかと思うが根拠はない。
(2)なぜ校舎は荒廃し他の人間の死体がみつからなかったのか。
本編中には拓司の妄想の世界・白い病室の世界・シェルターの世界とか色々あって、その中のどこかしらと混ざって?変わって?何かが起きてしまっているのか?どうだ?マジで何もわからん…。
(3)本当に主人公は創造神なのか。
個人的に一番納得できないポイント。オチが「実は主人公は神様でした!」とか言われて納得できるプレイヤーはどれだけいるんだろうか。解釈によるのか額面通り受け取るべきではないのか色々と分からない。
創造神であることも主人公の妄想なんじゃないか。前半でも何度か妄想をしては邪魔をされて中断されたが、いざ自由に妄想を続けていいですよと言われても、妹とのドタバタライフ・幼馴染との幸せな暮らしなどなどラノベ的なチープな世界しか作れなかった。結局、辛いことも沢山起きる現実世界を望んだのは、妄想世界は現実世界に替えられるものではない、所詮妄想は妄想に過ぎない。人は現実を生きるしかないと改心したからか(希死念慮が消えたため現実世界を生きることに希望が持てるようになったからこその考え)。
なたねも本当によくわからない。宇宙だのなんだの言ってるのは別世界で本当になたねが見た事実ではないかって考察に分かりみがあった。でないと自殺波動を知っている理由が分からないし、基本なたねの証言は信じて良いものな気がする。あぁ~~最終波動って結局なんなんだよ!!
詳しい考察をみたい人は批評空間で長文書いてる人がちらほら居るので観てみると良いですよ!なんかわかんないけどそうなんだ。って感じになるなった。
【結局のところ面白いの?】
かなり人を選ぶというか、終盤はゲームとして作りが非常に甘いというかシンプルに雑なので、このアングラ感というかそういう雰囲気に浸るのが好きかどうかで感想が分かれると思います。というか終盤に限らず立ち絵はないし、肝心のCGも物によって変だし、紅葉ルートのフラグはおかしいし、そもそもマイナス評価がデフォの作品であることは確かです。それでも、このゲームが人を引き付けるのはシナリオの特異性でしょう。結局これが読みたくて自分も20万円も払ったわけなので、自分としては満足はしています。今頃手に入れようとするもの好きにとっては十分に期待に応えてくれる作品だと思います。
公開日12/25(本当は12/26 03:46)なのでメリークリスマスですね。でもエロゲでクリスマスというと螺旋回廊か。プレイしたことないしあの手のは今後もやることないと思うなあ。
【20250109追記】マジで全然関係ない話
ヤフオクでジサツと少女なんとかの小冊子が2冊づつの計4冊セットで出品されててさ。
俺も一応入札したんだけど、そんな興味なかったから途中で降りたのよ。本当に欲しい人にこそ行き届いてほしかったから。
そしたら落札額66000円。ちょっと安いよね?状態悪としても安い。
後日、ヤフオクの新規出品の通知が来たの。ジサツと少女なんとかの小冊子がバラで1冊ずつ5万円以上で出品されとった。
出品者は間違いなくこの間の落札者。ユーザー名の頭文字3文字合致してるし。
はああああ、なんか嫌だね。転売ヤーってホントどこでも沸くのね。