ネタバレ注意というかシリーズ作品を一通り知っている前提で進めますので、未だにMAD動画でしか本作を知らない方はぜひ本編を楽しんでからお読みください。手元にCDがない方は駿河屋・ヤフオク・メルカリなどで手に入れてください。あと、本記事の守備範囲はシリーズ3作目まで、4作目以降は含まれていません。

本題に入る前に、今回は最強キャラということですが、全シリーズを合算してしまうと「ヤンデレ惨」のユーミアか朝倉巴の2強になってしまいます。そのため、当記事では各CDごとに決定していきますので、その点よろしくお願いします。正直、点数は気分で変わります。

シリーズ1作目

『ヤンデレの女の子に死ぬほど愛されて眠れないCD』

説明

シリーズの原点。1作目ということもあり後続の2作と比較するとこれでも控えめなキャラ設定。そのおかげでどのキャラも拮抗した実力なので最も考察のしがいがある。それぞれの関係性も密なので聞けば聞くほどヒロインごとの細かな違いに気付けて良い作品。

1位:野々原 渚(4.85pt)

綾瀬編での危機的状況でも兄をかばったお兄ちゃん愛に感動した。
「邪魔な女はもうみんないないのよ?」から分かるとおり恋敵はすべて抹殺しているため綾瀬と暗い人(園子)の2キル(もしかしたらそれ以上)。犯行を当日の放課後から夜にかけての短時間でこなしてしまう手際の良さ。炊事・洗濯を得意とし、綾瀬が手こずっていた血の匂いの洗浄もお手の物。ただ、得意の嗅覚を持ってしても園子の家で兄の痕跡を見つけることが出来なかったのは惜しい。

※図解した各キャラクターの犯行当日の行動(予想)

2位:柏木 園子(4pt)

武器(スコップ)の特性を理解しうまく殺人に活用できる戦闘センスが高評価。
他の2人がライバルを全員排除しているのに対して園子は渚を殺していないので少し減点…と思っていたが、渚にとって兄のいない世界を生きることは死より過酷といえる。それを意識しての行動なのかは不明だが、この陰湿さが高評価につながった。本編はバイオレンスよりもホラー寄りだったため戦闘面の評価につながる描写は多くなかったが、殺人が禁忌であることを認識したうえで2人の人間を殺し、それと同時に両親への体面を気にかける冷静さをもつアンバランスさが彼女を歪に演出している。

3位:河本 綾瀬(3.75pt)

キラーフレーズの数々やシナリオ中の暴力シーンの割合の多さから最強キャラとして挙げられることが多い。だが、園子編での致命的な防御ミスから戦闘センスの低さが露見、大きく減点につながった。
相手に手をかけてから死に追いやるまで時間をかけてしまう悪癖がより残虐性を増している。戦闘スタイルは不意打ちからの残虐行為なので戦闘力としての評価にはつながらなかった。

シリーズ2作目

『ヤンデレの女の子に死ぬほど愛されて眠れないCDぎゃーーーっ!』

説明

前作より各キャラクターの個性が強化された2作目。個人的にシリーズで1番大好き。各々が得意な能力を活かして戦っているので勝敗が想像できない組み合わせもあり、まだまだ深堀りしたい魅力的な作品。

1位:小鳥遊 夢見(4.9pt)

みんな大好き従姉妹の夢見だよ!主人公への愛・強さ・演技、どれをとってもパーフェクトヤンデレCDヒロイン。
ナナ&ノノを押さえて最終トラックに輝いたことも納得のどこに出しても恥ずかしくないヤンデレヒロイン。
2作目でライバルを全員キルしたのは夢見のみ。
「私のテリトリーで勝てるはずがないのにね」というセリフの"テリトリー"が具体的にどの場所を指すのかは不明(おそらく自宅か)だが、本領を発揮できる場所が限定されているのは辛い。
夢見好きであれば必聴の「ぎゃふん!」では、C4で兄の家を崩壊させるなどの活躍をみせている。が、今回の最強キャラ考察では考慮しない。

2位:ナナ&ノノ(4.75pt)

2作目のキャラ議論においては夢見とナナ&ノノのどちらが強いのかが最大の争点である。作中では1勝1敗の引き分けだが、以下の2点においてナナ&ノノが夢見に劣ると判断するに至った。
・2対1でありながら勝敗が引き分けであること
・ナナ&ノノの倫理感ない、武器の使用に長けているという設定がありながら一般人?の夢見に負けている
しかし、ナナ&ノノ編では息を切らすこともなく夢見を完封してみせたこともあり、かなりの食らいつきを見せている。

3位:七宮 伊織(4.0pt)

すべてを神に捧げてきた敬虔な巫女。信仰心は神への背教をもって呪いに似た感情へ迸る。
咲夜を殺害した呪術はガード不可能・原因の特定も不可能なチート技。とはいえ、自分の受けたダメージを相手にも与えるという術のため性能はかなりピーキー。打ち得ではない。
黄泉比良坂には特に戦闘力に影響する要素はないのでパス。接近戦に関するデータに欠けている。
伊織の苦しみを受け止めきれず死んでしまった咲夜に足りなかったのは主人公への愛か信仰心か。

4位:綾小路 咲夜(3.1pt)

財力を武器とするツンデレヒロイン。ヤンデレ描写の弱さと比例して最弱ヒロインと名高い彼女。だが、殺しさえしなければ何をしてもいいと思っているようにみえるため何をしでかすか分かったものではない。
しかし、この世界では腕っぷしこそがものを言う。彼女には厳しい世界。

シリーズ3作目

『ヤンデレ惨 〜ヤンデレの女の子に死ぬほど愛されて眠れないCD3〜』

説明

いよいよ個性がいくとこまでいっちゃった3作目。どうやら前作までシナリオを担当していたassult先生が離れ、別の人がシナリオを担当している。前作までとは少しノリが異なり、属性の盛り方が中二病っぽく感じる。

1位:ユーミア(??pt)

HMXシリーズかと思ったらまほろさんだった。そんな感じのヒロイン。
一応、朝倉巴とは1勝1敗で引き分けているため両者を1位としている。
実戦投入された過去がありそうなので最多キル数はユーミアで間違いないと思われる。
テクノロジーと魔法のどちらが強いのか、俺には分からない。

1位:朝倉 巴(??pt)

本シリーズの企画者の別作品である「らぶバト!」の関係者らしい。が、未履修のため詳しくは知らない。どうやらヤンデレCDと世界観を共有しているとのことなので、らぶバト!を読めばさらに詳しいことが分かるかもしれない。

3位:桜ノ宮 亜梨主(4.5pt)

シリーズに登場する人間のなかで最多キル数保持者と目される殺人鬼。妹に寄りつく汚物の排除が生業。殺人歴が長いにも関わらず誰にもバレていない点から相当のテクニックの持ち主であることが伺える。

4位:桜ノ宮 慧梨主(3pt)

最もシンプルな包丁での刺殺。ひねりはないがシンプルで良い。

【参考】

ネット上で確認した最強キャラ議論リンク
・https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/29768.html
・https://www.youtube.com/watch?v=fjMoFSbA0KQ&t=40s (コメント欄)

異論をお待ちしています。ほどほどに。
正直3作目まで書くの面倒で終盤テキトーになってる。
何が一番言いたかっていうと、綾瀬が最強ともてはやされてるのに納得がいっていなかったということ。

小ネタ

シリーズ1作目のパッケージ裏キャラクター説明には誤植があるが、修正版のロットも存在する。

最後に

1~4作目は既に廃盤してるどころか制作会社が倒産して権利者も不明みたいなのですが、いつか公式からグッズが!みたいなサプライズをお待ちしています。1~2作目が大好きなのでそこでお願いします。渚の声優は変えないでください。(切実)