西洋挑戦録ナレンジャーのRTA動画を作った手順や感想など諸々

実際に投稿した動画

制作ソフト選び

昔、音MADを作っていたこともありAviUtlを検討していたが動作は重いし、有志プラグインが競合しちゃってるのかエラーが起きるので二度と触りたくない気分だった。
そんなとき、丁度AviUtl2がリリースされたもんだから触ってみたワケ。まぁ、結局ゆっくりムービーメーカー4を使うことにしましたが。まじで、ゆっくり動画作るならこれより適したソフトはない。っていうかこんなソフトがあることを全く知らなかった。

リスペクトと細かい部分

知らん作品のキャクターは借りたくなかったので、今や市民権を得た生首二人組は使いたくない。ボイボのキャラも表情差分とか編集するのだるいし。エンペラさんの動画に触発された身としてはアイコンを置く感じでやりたかったので、ブログと同じ自作画をアイコンに。あと、音声も棒読みちゃんにするために有志のプラグインを使用。マジでこれがなかったら動画が作れなかったので本当に助かった。
インターネットの文化って色んな人の奉仕というか、奇跡的な現象の連続で成り立ってんな…って、フリーソフト達を見てると思う。

動画制作までの準備

まずはRTAを走って素材を作らないと話にならない

RTAはそこそこしんどかったけど、各ステージごとの計測だったので2週間程度しかかからなかったし、なにしろ後半ステージは走ってすらいないからね。今思えば楽勝だったのかもしれないわ。
動画用にコメントを付けたい箇所を意識しながらプレイしつつ、メモを残してネタを作った。

台本準備

動画素材を見返しながら、この区間ではこういう実況をしたい、という台本を作る。合計8分程度のプレイ動画で7000文字書いたが、最終的に時間が足りなかったので、時間もある程度意識して台本を書けばよかったなぁ。

実写パート用の手元コスプレ衣装製作

これは結局没になったが、ナージャの衣装の袖部分を作るために100円ショップで布やら両面テープを買った。RTAの気分転換には良い作業だったので、もし後編を作ることがあるようであれば今度こそ使いたい。
因みに「手元コスプレネタ」は「ウンアツ」という方のパクリです。この人の動画とかマンガが好きでずっと追ってて、やるしかない!と思って作りました。

動画制作

序盤、YMM4用の棒読みちゃんプラグインが上手く動作しなくて目先が真っ暗になりかけたりしたけど、ちゃんと動いてからは操作を重ねながら要領を掴んで1晩で完成させた。最終的に10分程度の動画になった。
ゆっくり実況とか自分自身がフダン全然見ないんだけど、動画としての見栄えは悪くない仕上がりだと思うんだ。
映像と合わせて台本を消費させるのが思ったより難しくて、一部分に集中してしまったところは分散させつつ、尺が余ってしまった部分はテキトーに濁して…って感じでやってたから、「台本はあるものの、それをベースに一から考え直した」っていう感じになった。
だって、棒読みちゃんの読むスピードとか、字幕部分の枠内にハマるように言い回しを変えたりなんだりっていう作業が結構手間がかかって台本を変えざるを得なかった。とはいえ、そこまで難しい作業ではなく、シンプルにちょっと手間がかかる程度。

動画制作(今回みたいな動画の場合)って難しい編集はないから楽ではあるんだけど、やっぱりめちゃくちゃ時間かかるんだよね~。それが最初から分かってたから、できるだけ事前に便利なソフトを調べ尽くしてから着手したわけなんだけど、これは本当にかしこかった。AviUtl2で作ってたらもう2週間くらいかかってたきさえするわ。

動画投稿

まあ、ニコ動だよね。昔から動画投稿してるアカウントがあるからそこで。

動画は伸びなかった!

まあ、しゃーないわな。
俺の中では「西洋挑戦録ナレンジャー」は二次創作同人ゲームのなかでもTOP3に入るレベルのクオリティだと思っていて、一番面白いゲームのひとつだと思ってる。
けど、それを人に伝えるのは「プレイ動画を見せる」という方法では1割も伝えられてないなって、時間が経って気付いた。
ゲームが手元にあって、それが20年近く昔に作られた謎の作品で、自分でプレイしてみて暴力的な理不尽な難易度に激昂して、それでも粘ってクリアした!っていう感動を味わってるからこその愛着であって、俺の伝えたいことはそもそも言葉や動画じゃ伝えられないことだったんだきっと。

とはいえやってみてよかった

少なくとも100何人かの人にはこのゲーム、サークルの存在を知ってもらえたと思うから目的の一つはきっちり達成している。OK!本当はコメント欄にこのゲームを知ってる人が出てきたら最高だったんだけどなぁ。

後編の制作予定はあるか?

ないです。万が一に2千再生くらいまでドカッといったら流石に走らざる負えない気がするけど。やったとしても、一旦中編を挟むような気がする。

RTAを走った感想

実は4年ほど前にRiJの影響で高速回転寿司っていうゲームのLevel1のRTAに挑戦したことがあって、現在でも世界3位の記録を持ってる。(Speedrunコムには登録してないので俺しか知らない非公式記録)
まあ、ナレンジャーの最大のうまあじであった理不尽難易度を殺して固定した乱数で走れたお陰で、当初の想定と比べたら10000分の1の労力で済んだと思うし、今となっては楽しかったと思う。そこまで時間もかからずに済んだし、良い記録が出せたとも思ってる。それに、やりこみを続けることで初見プレイ時には気付けなかった仕様(主に乱数面)を知ることができて、よりこのゲームに対して愛着が湧き、「ナレンジャーを一番うまくプレイできるのは…俺だ!」という自信がより確信に近づいた。
辛かった箇所はなんといってもステージ4-1。すぐに死んでは17秒のオーイエーを聞かされるループが精神をショベルカーレベルで削り取っていった。この17秒間をいかに有意義に過ごすかに意識を向けすぎたせいでゲームの集中力が落ちて無駄にミスを連発したのは本当にあると思う。スポーツの経験がないんだけど、本当にメンタルって大事な要素なんだなって思いましたまる

他にRTAに向いてる同人ゲームってある?

正直思いつかないな~。フリー肉のスペランカーゲーが手に入れば是非とも走りたいんだけど永遠に手に入らないし。今までプレイしたゲームでも、アクションジャンルで楽しくプレイできるかつ、ネタ要素にもなるようなものは多くなかった。
マリカクとかは走りやすそうだけど…ボリュームが多くてやりたくない…。ナレンジャーくらいカジュアルでローボリュームのゲームがいいです…。
ってな感じでRTAはもう余程の感動が今後訪れない限り挑戦しないだろうな。

よかったら見てみてください

https://www.nicovideo.jp/watch/sm45278411