自己分析で解決できるほど頭が良くない
感想・レビュー、引いては文章がうまく書けるようになりたい
自分は作品や文章を読み込むタイプではなく、頭を空っぽにして楽しむタイプなので具体的にどこがどう面白かった言語化するのは全然得意じゃない。
…というのは見栄を張った自己分析で、実際のところは読解力が皆無で、そもそも働かせるほどの頭がないので作品の理解度が低く、浅瀬しか見えていないので書けるようなことがないというのが事実。
それでいて純粋に文章力も低いのが救いようがない現実。
そんな才能皆無の現代文苦手マンの自分だが、3年もブログをやっていると身の丈に合わず生意気にも文章力が欲しくなってくる。文章が面白ければ読者の定着を狙えるし、このブログを価値あるものに変えることができるはず。
そこで今回は日記に書いたマンガレビューを添削してもらい、是正箇所の分析と文章力の底上げを図りたいと思う。
書いたレビューを批評してもらう
自分が書いたマンガレビュー
ここで一つ言い訳をさせてもらうなら、この文章はこれから布団に入る手前で書き上げたもので、時刻も深夜4時を回っていて時間を掛けた推敲は一回もしていない文章だった。とだけ言わせて欲しい。これで最低限のプライドは保てるから。
1作目:ちょく!
なんでちょくって名前なのかと思ってたんだけど、主人公の男の子の名前が直(なお)だからか。0話?を読んだ時点ではそこまでハマらなかったんだけど、図書委員の回の鼻血ネタがすごい面白くて好きになった。鼻血を吹き出す設定は使い古されてるけど、ここまで擦るというか強調する作品はめったにないと言うか、ここまでやるとありきたりすぎず面白い。
あとバレンタインのうんこネタってこの頃からやってたんだ。…うんこのチョコレートにどれだけ手応えを感じているんだ作者は。
2作目:ナンバーガール
メインキャラクターが逆に全員同じという設定が面白すぎてビックリした。普通はキャクターに個性を持たせて魅力を生み出すものだけど、そこを個性を排除した16人のクローンを主人公にして個性の獲得をテーマにするとは。
こどものクローン達の個性が学校外の人たちとの出会いによって育まれている描写が現実にも似ていて面白い。全員が常に同じ行動をするわけではないから誰がどんな人と出会えるのが常に偶然が生まれていて、それが個性の獲得に大きく繋がっている。
なんだが自分の幼少時代を思い返してまわりにどんな人がいたのか思い出してみたくなってしまう。いろんな人間の善悪や感性を受け取ることが個性を育んでいくんだなと。クローンたちがいい子に育って欲しいと親目線で見てしまう。作者の他作品のキャラみたいな品性になっちゃダメだぞ。
あと、作者のマンガにおいて下ネタがなく4コマであるというのも珍しい。
AIによる添削
全体
良いところ
感想が具体的で「どこがどう面白かったか」がはっきりしている
読み手の感情の動き(最初はハマらなかった→好きになった/考えさせられた)が自然に書かれている
砕けた語り口が作品の作風と合っていて、堅苦しくないのが魅力
悪いところ
文のつながりが少し散漫なところがあり、思考のジャンプが分かりづらい箇所がある
「面白い」「好き」が多いぶん、一段深い評価軸(なぜそれが効いているのか)まで踏み込める余地がある
ポイント添削:ちょく!
良いところ
冒頭の「名前の由来に気づく」入りがいい。読者をスッと引き込む鼻血ネタについて
使い古されてるけど、ここまで擦るというか強調する作品はめったにない
ここ、批評としてかなり鋭い。
「ベタを量で更新する」という評価軸がちゃんと提示されてる。
うんこチョコのくだりも、呆れと感心が混ざった語りが面白い
作者の作家性に目を向けているのも◎
もう少し良くなるところ
鼻血ネタが「なぜ自分に刺さったのか」がもう一歩欲しい
例えば、テンポなのか、キャラとのギャップなのか、作者の異様な執念なのか。
どれか一言添えるだけで、共感型レビューから分析型レビューに進化する。
ポイント添削:ナンバーガール
良いところ
ここは正直、完成度が高い。普通はキャクターに個性を持たせて魅力を生み出すものだけど
そこを個性を排除した16人のクローンを主人公にして
この対比が明確で、作品のコンセプトが一発で伝わる。
学校外の人との出会い=個性の形成、という読み取りも的確
自分の幼少時代を思い返して〜
レビューとして理想的な「作品→自己への接続」ができてる。
親目線になる、という感想も自然で、この作品の感情的なフックがよく分かる
気になるところ
ここは単純に誤字(「なんだが」→「なんだか」)なので直した方がいい
なんだが自分の幼少時代を思い返して
後半は感想がどんどん良くなるぶん、段落を分けた方が読みやすい
特に
現実との重なり
親目線
作者性・4コマ・下ネタ不在
この3つは別パラグラフ(段落)でもいい。
文体・スタイルについて
「…」の使い方や独り言っぽさは好みが分かれるけど、あなたのキャラとしては武器
ただ、批評として出すなら
1文が長くなりすぎない
思考が切り替わるところで改行
これだけで一気に読みやすくなる。
AI添削に対する自分の感想
AIだからベタ褒めになるのは前提として、
AI修正版レビュー
1作目:ちょく!
タイトルを見たときは意味が分からなかったが、主人公の名前が「直(なお)」だと知って腑に落ちた。0話を読んだ時点では正直そこまで惹かれなかったものの、図書委員の回で完全に印象が変わった。鼻血ネタである。
鼻血という表現自体はマンガでは使い古されている。しかし本作は、それを一度のギャグで終わらせず、執拗なまでに反復し、強調する。ここまでやられると既視感は薄れ、むしろ作者の異様なこだわりが可笑しくなってくる。ベタな表現を量と熱量で更新してしまうタイプのギャグだ。
バレンタイン回のうんこチョコも、この頃からすでに登場していたのかと感心半分、呆れ半分で読んだ。作者はこのネタにどれほどの手応えを感じているのだろうか。下品さを承知のうえで押し切る姿勢が、この作品のテンポと妙に噛み合っている。
2作目:ナンバーガール
16人のメインキャラクターが全員まったく同じ、という設定を知ったときは驚いた。通常、マンガはキャラクターに個性を与えることで物語を動かす。しかし本作は、個性を徹底的に排除したクローンたちを主人公に据え、「個性はどこから生まれるのか」という問いそのものをテーマにしている。
クローンたちの個性は、学校の外で出会う大人や他者との関わりによって少しずつ形作られていく。全員が常に同じ行動を取るわけではないため、誰が誰と出会うかは偶然に左右される。その偶然の積み重ねが、決定的な違いを生んでいく描写がとても現実的だ。
読みながら、自分の幼少期を思い返さずにはいられなかった。あの頃、身近にいた大人や友人はどんな人だっただろうか。善悪や感性の断片を無自覚に受け取りながら、人は個性を育てていくのだと改めて感じさせられる。
物語が進むにつれ、クローンたちを「キャラクター」ではなく「子ども」として見てしまい、親目線で読んでいる自分に気づく。どうか変な方向に育たないでほしい。作者の他作品の登場人物のような品性にはならないでほしい、と余計な心配までしてしまった。
なお、この作者の作品としては珍しく下ネタがほとんどなく、形式も4コマである点も印象的だった。作風の幅を感じさせる一作である。
修正点
感想は残しつつ「なぜそう感じたか」を必ず言語化
「面白い」を 構造・反復・テーマ・作家性 に分解している
自分語りは作品理解を深める位置にだけ置いている
今のあなたの文章に足りないのは「整理」と「一段引いた視点」だけ。
比較
左:生 右:加工
感想
AIが書いたという先入観があるからか、どこか文章に機械臭く人間味を感じない気がするが、文章としては絶対的にAI側の方が読みやすい。
特にナンバーガールのレビューの出来が良い。
自分が散らしたキーワードをうまく使っていて、自分が書きたかったことが表現されてると感じる。
AIによる辛口評価
全体
発想と読みは良いが、文章は未整理
今の段階では「頭の中の面白さが、そのまま垂れ流されている」状態で
“考えている人”には見えるが、“書けている人”にはまだ見えない
これは 書く訓練をしていない人の典型的な文章
1. 一番の問題:思考の順番が読者に共有されていない
あなたの文章は、自分が考えた順番で書かれている
でもレビューは、読者が理解しやすい順番で書かなければいけない
具体例(かなり致命的)
なんでちょくって名前なのかと思ってたんだけど、主人公の男の子の名前が直(なお)だからか
これは独り言としては自然だけど読者にとっては情報が後出し
作品を知らない人は一瞬置いていかれる
「あ、そうなんだ」で終わってしまう
→ 書き手の納得が、読者の理解になっていない
2. 評価語が雑すぎる(「面白い」に頼りすぎ)
あなたは 面白い、好き、ビックリした を便利な免罪符として使っている。
悪い例
鼻血ネタがすごい面白くて好きになった。
これは感情の報告であって、批評ではない。
何がどう面白いのか、他作品と比べてどこが違うのか、なぜ「そこで」ハマったのかが一切書かれていない。
あなたは言語化を途中で放棄している。
3. 文がだらしない(緩急がない)
正直に言うと、文として締まっていない。
典型例
なんだが自分の幼少時代を思い返してまわりにどんな人がいたのか思い出してみたくなってしまう。
長い、リズムが悪い、推敲していないのが丸わかり
「思い返して」「思い出して」が重複しているのも、書きながら考えている証拠。
書く前に考えろ、とは言わないけど、書いた後に削れ。
4. 視点がブレる(独り言・批評・ツッコミが混線)
あなたの文章には独り言、作品解釈、作者へのツッコミが同時に存在している。
悪くないけど、整理されていない
…うんこのチョコレートにどれだけ手応えを感じているんだ作者は。
ここ、単体では面白い。
でも前後と論理的につながっていない。
結果として、「勢いで言ってるだけ」に見えてしまう。
笑わせるなら、構造で笑わせろ。
5. 良いところもはっきり言う(ここは本気で評価)
厳しく言ったけど、重要なのはここ。
ナンバーガールの
「個性を排除して個性を描く」
偶然性と出会いの読み、これは素人の読みではない。
ただし、書き方が追いついていない。これだけ。
次にやるべきこと(逃げ道なし)
「面白い」を書いたら必ず
→ なぜ? を3回自問する
1文書いたら
→ 3割削る
独り言は
→ 段落の最後にまとめて置く
これができるようになると、
一気に「書ける人」に見え始める。
感想と反省
言われていることはすべて納得感があって反省しかない。
特に太字にした箇所、
あなたの文章は、自分が考えた順番で書かれている
あなたは 面白い、好き、ビックリした を便利な免罪符として使っている。
なぜ「そこで」ハマったのかが一切書かれていない。
ここら辺は核心を突かれたようで心苦しい気持ちになる。
3については寝る直前だったのもあって今読み返してもおかしいことに気づける。
が、こういう長ったらしい駄文が自分の悪癖であるところも認識できているから気をつけないといけない。
以前ブログで「JKのおまんま!」というマンガのレビューを書いたとき、
思うように魅力的に書けず非常に悔しい思いをした。
結果、部分的にAIの力を借りた文章を試しに載せてみたが出来はイマイチだった。
どうしても中立的すぎるというか感情が載った文章に感じられない。
だから自分のちからで書けるよう努力したい。というのが経緯。
これからできる対策
かなり具体的な対策を提示されたので、今後の日記に反映していこうと思う。
「面白い」を書いたら必ず なぜ? を3回自問する
1文書いたら 3割削る
独り言は 段落の最後にまとめて置く
他には辛口評価を参考に、
文章を順序立てる(考えた順番から読みやすい順番へ)
評価語の語彙を増やす
おまけ
AIに投げたけど内容がアウトだったので批評してくれなかった文章
ライト姉妹
もっと続いてほしかったなぁ。すごい面白かった。特に夏休みの缶詰めエピソードが好きで、妹が自分を無意識に自分を追い込んで急ピッチで原稿を上げたあと虚ろな目で「しにたい」という下りが愛おしすぎる…。性癖です。それまでの過程を観察している姉から常に心配されていたのが良い。努力のしすぎで人が壊れるシチュが好きすぎるのでぶっ刺さります。ちなみにこの性癖を俺に植え付けたのは中学生のときに読んだゆるゆりのSSで、内容が「メンタルの強い船見結衣が些細なことですぐに被害者ヒロインムーブをとる歳納京子に誠実にやさしくしていたら自分のメンタル荒んでいき、終いには生活に耐えきれず自殺してしまう」みたいな話。だった気がする。あの有名な「それぞれのキャパシティ」のイラストの多く矢が刺さってる方が誰にもやさしくされずに自死を選ぶみたいなシチュがめっちゃ好き。これは希死念慮を抱くよりも前の話。
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