激動の一年であったことは間違い無い。
何といっても急激に部屋が狭くなったというか、物が大量に増えた。美少女グッズに同人ゲームやエロゲ、コミケのカタログとゲーム&ウオッチなんかだ。ヤフオクと駿河屋、メルカリを駆使しまくった集大成が俺の部屋に蓄積されている。
何故こうなってしまったのか、半年しか経っていないにも関わらず、もうはっきりとは思い出せない。何をきっかけとしたのか、それは高校生以来にマリみてのアニメを見たのだ。一話を見たとき、ああなんて面白いんだろうと思った。そこから4期まで全て見終わったあとロスを起こした。そこで頭に浮かんだのだろうと思う、同人ゲームの存在が。なぜか俺は駿河屋でマリみての同人ゲームを探したんだ。そこには俺の想像を超える数のゲームがあった。だからもっと探したらまだまだ見つからはずだなんて思って探すことにした。さらにマリみて以外にも同人ゲームはたくさんあるらしい。興味が湧いた。俺は中古価格200円程度の同人ゲームを2万円程度購入してしまった。そこからだ、俺がおかしくなっていたのは。そういえばこの時期にFLOWERSにもハマった。四季はswitchに出ていないのかと思いつき調べてみると数年前に既に出ているではないか。これはやらねばならんと思い即日プレイ開始。そこから寝る間も惜しむほど熱中し、40時間ほどでクリアした。俺はここでもまたロスを起こした。何年も前のグッズを中古で手に入れるため奔走した。その結果だいたいのモノは手に入れることができた。幸運だったっと思う。一番の奔走したのは海外版限定の特典のアクリルスタンドの入手の際のことだと思う。ドラマCDが特典の日本版とは異なり、海外版は中途半端にデカい謎サイズのポストカードと小さいアクリルスタンドが付いてくることをネットで知った。俺は作中屈指の最強カプであるえりちど、引いては八重垣えりかさんのアクスタがとっても欲しくてどうにか日本に郵送可能な海外オタクショッピングサイトを探した。一つ目は海外版情報を投稿していた人が利用したであろうサイト。結果として7000円近い送料を払った上で一番欲しかった夏編の発送を欠品を理由に突如キャンセルされ春編、秋編(冬編は売ってなかった)のみ海を渡り我が家へ届いた。俺は激怒した。なぜキャンセルされたのがよりにもよって夏編だったのか、俺は諦めずサーチを続け代替になるサイトを見つけて無事に夏編、冬編を手に入れることができた。送料は相変わらずバカ高くてあまり思い出したくないような気がするが、名誉の負傷と言うことにしておきたい。そして、肝心の特典なのだが、正直出来が悪い…。品質がシンプルに低いのだ。まあ海外のグッズだし致し方あるまいよとそうにも腑に落ちない気持ちも抱えているが、全く後悔はしていない!手に入れるためにした努力。本当に欲しいという気持ちがないと耐えられない道のりだった。そして手に入れることができたのだからなんの問題もない。ないのだ。今はちゃんと棚に飾っている。見返せば買って良かったと思える自分がいる。でも一番良かったのはヤフオクでたまたま手に入れたえりちどのB2タペストリーだ。これは本当に佳いものだ。俺はFLOWERSから沢山のモノを貰った。精神の栄養とも言える、人格形成に非常に誠実な教えを享受した。それはこの作品がカトリック系ミッションスクールを舞台にしている影響でキリスト教について多少触れることができたこともあるがそれが全てではない、何よりもキャラクターたちの心に強く惹かれることがあったからだ。中学生とは思えないほど達観していて現実の大人よりも強い信念を持っている。俺もこのキャラクターたちに少しでもついていけるようになりたいと思った。別の話だが、ここからノベルゲームにハマる。具体的には勢いでことのはアムリラートといつかのメモラージョにぶつけた。me estas complenas yuliamo.
今年の6月以降、というより同人ゲームにハマって以降のこと。主に2000年代初期の同人ゲームに強い"味"を感じた俺は自然とその時代のコンテンツと触れ合うことになる。ToHeart、Kanon、シスプリ、Di Gi Charat、Air、あずまんが大王、月姫、同人ゲームで扱われることが多いのはこれらの作品だ。現在進行形で当時のコンテンツを追う生活が中心になってきている。その中でもToHeartは最初に触れたエロゲだ。当時の二次創作物に触れているのだから買うならリメイクでなく当時のオタどもが触れていたであろうPC版のエロゲが正解だろうと思い、黒い縦長の少し大きな箱に入ったパッケージを買った。驚くことなのか当然のことなのかWindows10では起動しない。わざわざWindows7の入った分厚くて異常に重量のあるノートPCを引っ張り出してプレイした。動くことは動くのだが、実はBGMが1ループで止まってしまうバグがある状態だった。特にプレイに影響はなかったのだが、エロシーンなどBGMが長い間変わらないシーンではほぼほぼ無音の状態が常だった。それでも俺はToHeartにすごいハマった。KSS版のアニメDVDBOXや、ビジュアルブック、さらにはアンソロジーコミックを3,40冊ほど買った。これはいつぞやのマリみてにハマったときと同じような現象だ。(あのときもアンソロをコンプリートするなどした。)ちなみにアニメDVDを買ったのは、ネット上でアニメを見る方法がなかったからだ。ToHeartについて調べる過程でToHeart2についても少し知ることができた。今コレを書いている時点ではToHeart2はまだ未プレイで詳しくはわからない。しかし、買う前からメインビジュアルの美しさ、かわいさに強く惹かれていた。何と言っても大きな目。現代にはもう余り見ることができない絵柄だが、今でも尚衰えることは一切ない。当時を知らなかった俺が証明している。だからToHeart2 XRATED、ToHeart2 Another Daysを買った。PC版なのは当然だ。さらに未プレイでありながら、フィギュアを一体だけ買った。小牧侑乃の車椅子のコトブキヤのやつだ。コレはなぜかというと俺はFLOWERS以来、車椅子のヒロインがとても好きになった。あくまで二次元限定の話だが。俺はこの子のシナリオをプレイするのがとても楽しみで仕方ない。ToHeartの話に戻ると、やはりマルチはかわいい。しかし、最萌の座は松原葵にこそふさわしい。努力家で真っ直ぐに憧れのために全力を尽くす彼女は美しく萌えである。頬を染めた立ち絵に一撃KOを食らってしまった。マルチの次点で姫川琴音ちゃんが好きだ。でもアニメ版の琴音ちゃんは微妙だった。葵ちゃんとマルチはアニメも最高だった。CVも良ければ話の出来も大変良かった。エクストリームのアクション作画も良くて何より浩之と結ばれない上でどう葵ちゃんを幸せにするのか、ここがキレイに締められていて満点だ。そういえばアンソロのとある巻の表紙が大変に良い絵であった。HMX-12(マルチ)とHMX-13(セリオ)と主任と一緒に鳩に餌を与えている絵。タッチの優しさが朗らかな雰囲気にマッチしていて、マルチの笑顔がとても眩しくもかわいい。そして無表情で餌やりをするセリオを優しく見やる主任のその表情は良き父親のそれである。この表紙と出会わなければアンソロを大量に買うことは無かったと思う。今年一番のお気に入りイラストかもしれない。ゲームはエロゲではあるため当然本番シーンが存在する。抜き目的は一切無いため正直邪魔だと思っていた節があったのだがこれが中々良かった。実用性があったとかエロかったという話ではない。キャラの魅了がよく表現されていて感動したのだ。シナリオごとに質の差は多少感じるが俺がエロゲーに抱いていた一種の偏見を取り払ってくれたように思う。同人ゲームの本に載っていた月姫の作者インタビューによれば、シナリオ担当の奈須さんはエロシーンを書く際に参考にしたのがToHeartだと言う。理由として先述の通りキャラの魅力を描くためにエロシーンが用いられたその手法を真似るためとのこと。この記事をきっかけに月姫に強く興味が出た。
月姫は現在Switchでリメイクが発売されている。しかし、秋葉や一部ルートが未実装の所謂「半月版」だ。半月版とはC5?で初版が頒布される前に出ていた謂わば体験版。これには完成版のクーポンがセットで頒布されており、状態さえ良ければいまだに高い価値が付く代物になっている。他にも月箱や月箱読本などプレミアの付いた物は多い。多くの代理店で発売されていたであろう再販版ですら一万円ほどの値が付けられている。しかし、それでも原作を遊ぶ場合はこの再販版がもっとも安価で済む手段なのだ。そのため、俺は再販版、PLUSDISC、歌月十夜を購入した。後ろの二つは大した値段ではなく、併せて3500円ほど。同人ゲームとしてMELTY BLOOD、MELTY BLOOD Re ACT は既に購入済みだった。あとはプレイするのみ。1/10時点でアルクェイドルートはクリア済みで次はシエルルートを時間を見てプレイしている。ゲームディスクを開いてまずびっくりしたのはNScripter製であったことだ。こんな昔からあったエンジンだったんだ…。実は購入から実際にプレイするまでは結構時間が空いていた。それは同人ゲームでありながらも莫大なボリュームを誇るゲームであることを知っていたため、自分の活動時間がなくなってしまう気がしてなかなかプレイに踏み切ることができずにいた。そんな中、実際にプレイすることに踏み切ったきっかけにはまた別の同人ゲーム?の存在があった。皆さんは帽子屋インサイドという同人サークルを知っているだろうか。このサークルは商業や同人に関わらずノベルゲームをGBA用ソフトにコンバートする同人ソフトを頒布しているサークルだ。正直そんなことして大丈夫なの?という気持ちが沸いて然るべき活動だと思うが、実際に触れてみるとセキュリティ面に強く気を使っていることがわかる。また、月姫用GBAコンバータ「輪廻月姫」はTYPE-MOONから正式に許諾されたうえで頒布されている。ToHeart2用GBAコンバータ「東鳩委員長」は知らん。実際手に入れないことには確かめる術がない。話が逸れたが俺はそのGBAコンバータを月姫と歌月十夜の分買った。これまた高くてひとつで8000円を超えるものもあった。しかし、あの月姫をGBAでプレイすることができるワクワク感は俺の好奇心を刺激して止まずついに購入してしまった。たまたま比較的手頃な出品がメルカリで見つかってしまった影響がでかい。結局買ったのがアペンドディスクだったことが分かり駿河屋で買い足しすることになったが最低限の動作が確認できたが、アペンドのパッチをあてた音質向上版はなぜか動作せず。しかし結局GBAの画質の悪さに諦めスマホでプレイをすることにした。何故スマホでプレイできたかと言えば、それは前述の通り月姫がNScripter製であったため泥用の互換ソフトがあったからだ。GBA版は現代において実用性皆無といっても差し支えない代物だったがちゃんと動作する画面を見たときは感動した。だからまったく無駄な買い物ではなかった。例え2万円以上かかっていてもだ。
最後にもうひとつドハマりしたものを記したい。それは、あれ以外の何か with 偽春菜。もとい任意ラジオだ。切欠は同人ゲーム、うにゅう de BOMBERの動画を見たときから。このゲームに自分がどう惹かれたかというと、懐かしいPCのUIを模したゲームUIのセンスの良さだ。俺はこのゲームを手に入れることが一つの目標となり色んな事を調べることになった。まず題材となっている何かについて、思い起こすといつかも思い出せない頃にノートPCにSSPを入れたことがあるなとぼんやり思い出した。その頃、過去のコミケカタログを見ている時に任意を見かけもした。どう検索したか覚えていないが必然的に任意ラジオに出会った。最初はニコ動のコメありで。1話を聞き終わる時点でテンポの良さとアレなネタのラッシュに理解はできないものの当時の温度感を感じ心地が良かった。そのまま最終回まで聞き通した。任意ラジオは現在の1/25でも気が向けば聞いているし、オープニングテーマは1番までなら空で歌える。しょ~かいき~どうに~♪。ここまでハマれば当然触手を伸ばしたくなる。まずはフィギュア。20年前のものなのに新品未開封だったために未だに封を開けることができていない。だって怖いんだもん…。次に任意読本を買った。説明は省くがとても良い買い物だった。なんたって表紙が最高にいけている。どうも月姫読本のオマージュらしいがフォントや目を引く赤という色使いで俺はかなり気に入っている。タイトルのロゴが何のフォントなのか調査するぐらいには惚れ込んでいる。最後はmateria本体にも当然手を出す。ラジオに出ていたゴーストやうにゅぼんの彼女らをこの目で確かめたくてネット中を駆けめぐった。そのかいあっておおよその有名ゴーストは手には入った。その中で特に気に入ったのは毒子(ぶすこ)と木村屋安子だ。前者はまあ動き回るわキャラは多いわのてんこ盛り。おまけにキャラの属性がこれでもかというほど強い。勿論かわいくもある。後者はアンニュイな表情と壮大な過去を匂わせる不思議なキャラクター。色々調べたがあんぱんにたばこを刺し始めたのがどこ発祥か分からない。