サークル
うしねこ
リリース
C68(2005年8月14日夏コミ)
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概要
ファミコンソフト「さんまの名探偵(1987)」のパロディ。迷探偵の由乃が山百合会メンバーに襲いかかる謎を解き明かしていくミステリーアドベンチャー。ストーリーのプロローグ漫画と操作説明が載った同人誌に同封されて頒布された。
▲移動画面
あらすじ
卒業生と次期山百合会が参加するお花見会でのこと。薔薇の館へ荷物を取りに行ったきり、志摩子と江利子が行方不明になってしまった。由乃と令は薔薇の館で犯行声明文を発見。そして犯人の予告通りに消えてしまった紅薔薇のつぼみ。由乃は消えた仲間たちを助け出し、犯人を捕まえることが出来るのか…。
▲かにかにどこかにな
システム
下校時刻までにすべての事件を解決するとクリア。ストーリーはコミカルな展開の学園ミステリーで、主人公の由乃と助手の令が事件解決のため奔走する。調査の流れは、薔薇の館やマリア像前など学園内の7箇所を移動して「調べる、話す、持ち物を使う、由乃と話す、殴る」のコマンドを使用して進めていく。グッドエンドの他にバッドエンドが2種類ある。
▲ストーリー画面
様々な演出
特定の時間と場所でのみ見られる演出がいくつか存在しており、なかでも持ち物の「罠」は「餌」に使用した他のアイテムによって演出が異なる。また、さんまの名探偵で有名な「かにかにどこかに」というフレーズは、本作で「かにかにどこ"かにな"」にとして登場する。
▲パックンに食べられた祐巳
事件と攻略(ネタバレ)
(1)祐巳の失踪:温室で聖とはぐれて行方不明になった祐巳は、温室の巨大なパックンフラワーに飲み込まれていた。祐巳を探しに出た祥子も巻き添えを食らっており、学校で手に入れたハサミを使用して助けられる。事前の行動によって祐巳だけがパックンに飲み込まれるルートがあり、行き違いになった祥子は、祐巳のリボンを餌に罠をかけると見つけられる。
▲祐巳を探しに行く祥子
(2)志摩子の失踪:行方不明の第1被害者である志摩子は、マリア像の片目にはめられていた銀杏を餌に罠をかけると見つけられる。志摩子は、江利子からお花見会が中止になったと伝えられたため戻ってこなかったということが判明する。
(3)事件の真相と最後の謎:志摩子や祐巳たちの失踪は次期山百合会の力を試すために元薔薇さまたちが計画した試練だったと蓉子から説明される。しかし、江利子が行方不明は計画にない予想外の出来事だと伝えられ、江利子の救出を頼まれる。
(4)江利子の失踪:マリア像に被せられた「ペンキ塗りたて」の布を剥がすと、そこにはマリア像に扮した江利子が立っていた。江利子に理由を聞くと、卒業の記念にマリア像の目を特注のサファイアに取り替えたところ、何者かに盗まれてしまいマリア像の損傷を隠蔽するために桜並木に埋めてしまったマリア像の代わりに立っていたという。
▲マリア像になった江利子
(5)事件解決:お御堂で手に入れたスコップでマリア像を掘り返し元の場所に戻すとクリアとなる。このとき、欠けた目の代わりになるアイテムを所持していないとバッドエンドとなり、江利子は引き続きマリア像の代わりに立ち続けることになる。目の代替品は薔薇の館にある牛柄の壺を調べると手に入る黒の碁石。
バッドエンド
事件が未解決のまま下校時間になるとバッドエンドになる。バッドエンドでは祐巳を頬張ったパックンやマリア像の変わり身を続ける姿を見て新入生の乃梨子が驚愕するという内容。
▲バッドエンド
※この記事はチヘド劇場がC104で頒布した「マリア様がみてる 同人ゲーム録本」を編集したものです。