衝撃の45作品目のマリみてゲー! この感動は俺以外に伝わらない…

サークル

Lycanthrope

タイトル画面

リリース

2004年11月30日発行 CD-ROM 18禁
ブログを確認したが頒布イベント不明
この時期はコミケでもサンクリでもなく、オンリーなら調べるのが難しい。
書店に卸す話をしてるのでイベントでの頒布はなかったかもしれない…。

ホームページ

https://web.archive.org/web/20050211063834/http://www7.plala.or.jp/lycanthrope/

公式コメント(引用)

メジャーになっても18禁ではマイナーなマリみてのエロゲー(と言うほどのものでもないですが・・・)。
本当は静さまとか三奈子さまとか入れたかったんですが、これ以上増やすと死んでしまうので
断念しました。やっぱり1人(?)で全部作るのはつらかった・・・・。

概要

マリア様がみてるの18禁アドベンチャーゲーム。5つの連続したエピソードを自由に選択してストーリーを読むことができる。
ストーリーは選択肢のあるものと一本道のものがあり、すべての分岐を含めると9つのエピソードになり、そのすべてが異なるHシーンで完結する。

▲一番下の選択肢でもHシナリオで完結する

ストーリー(全体のあらすじ)

祐巳はお姉様との営みではいつも受けに徹することしかできず、「マグロ女は飽きられて嫌われてしまうのでは…」という不安を抱いていた。祐巳は悩みを解決するため他の姉妹たちに相談を持ちかけるが…。

▲各シナリオのタイトルのガンダム色が強い

内容

それぞれのシナリオで展開されるHシーン以外は同人的コメディ要素の強い内容になっており、最初のシナリオから最後のシナリオにかけてガンダムについての話題が多い。無知のため詳細はわからないが、ガンダムの家庭用機のゲームでの対戦が薔薇の館で流行している様子。それぞれ自身の薔薇の色の機体を使っているためか、祥子が令に圧倒され得意の負けず嫌いが発動している。

▲使用する機体の話

マリア像の地下100mに存在する懲罰室や、改造人間になってしまった瞳子と可奈子の戦闘など同人らしさを感じる面白さがあり、マリみてのエロに興味がなくても楽しむことができる。

▲瞳子の腕はどうなってしまってるの…

Hシーン

HシーンのCGは差分なしで14枚くらい。それぞれの分岐ごとに2枚程度で割とあっさりとしたボリューム。シナリオによってはガンダムの話の方が数倍長い。
CGは閲覧用にbmpファイルが用意されているため、ゲーム内にギャラリーモードはない。

▲元薔薇様方の毒牙に…

ゲーム画面

▲経費精算が得意な志摩子さん

▲この世界の薔薇の館は一体なにをしているのだろうか…

▲読者の誰もが思っていたであろう意見

ゲームの感想

最終話のオチの回収が好き。
可奈子ちゃんと瞳子ちゃんルートがあるのが非常に嬉しかった。かなりコメディではあったが、可奈子ちゃんが瞳子ちゃんと対等な扱いを受けている作品がある事自体が嬉しい。そのシナリオの選択肢では後輩のどちらに味方になるかで分岐するのだが、擁護したキャラクターが倒され、選択しなかったキャラクターとのHシーンに繋がる展開は不意を突かれて面白かった。

マリみての"エロシーン"について

肝心のエロシーンにはペニバンを使用するシーンもあるが、男性器の代替としてでなく女性同士の性行為の手段のひとつとしての扱いになっており、本作全体の雰囲気からも"百合をHに表現する"ことに重きが置かれていると感じた。
多くのマリみてファンが嫌悪を抱いているであろう、“プレイヤーの性的欲求を満たすため"の実用的な作品ではないと思った。これは個人的に百合作品における成人向け二次創作において好みが分かれる"魂"的部分だと思っている。

ただし、1ルートでのみ弟の祐麒とのゴムありの本番行為が描かれるシーンがある。重度のシスコンであった祐麒の感情を知って、祐巳のやさしさの1種で体を合わせることにする展開である。とはいえ、あくまで祐巳にとって一番は祥子であることが前提にコトが行われるため、マリみてにおける18禁男性描写に忌避感がある人にとっても多少はやさしい描写になっていると感じた。
裏を返せば、祥子という本命がありながら他の姉妹や、先輩や後輩、ましては弟ともシてしまう、良く言えばおおらか性格になっているというこでもあるのだが…。

プレイ環境を整える

互換性モードは必須。なにやらエラーは吐くが支障なし。
特に関係はないが、吉里吉里製ゲーム。

ジャケット